この日、山中湖長池は富士山に背を向け超望遠レンズを覗くカメラマンであふれていた。
おそるおそる一団に近づきレンズの先を見通すと、そこにいるのはなんと雀ではないか!?
大の大人が雀を、まさかと思いながら、
双眼鏡を持ったバードウオッチャー氏に、雀ですかと尋ねてみた。
いいや、黄レンジャーと○○レンジャーですよ、と答えが返ってきた。
私の質問がまさかの“雀ですか?”だったため、
その時には、相手も気を利かせて冗談まじりの返答かと思った。
その後、念のため別のカメラマンにもう一度尋ねてみたところ、
黄連雀(キレンジャク)という渡り鳥であることがわかった。
早速、車に戻り持ってきたパソコンでインターネットを検索。
シベリアからこの時期になると渡ってくる雀科の渡り鳥、
尻尾の部分が黄色のが黄連雀、赤いのが緋連雀とあった。
ちなみに、下の写真のヤドリギが好きで例年ここにやってくるらしい。
私にはヤドリギの向こうに見える人面雲の方が興味深い。
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