20010.04.18 07:59 河口湖円形ホール近く　by Y.M.

日本中にどれほど多くの桜の木があるか知らないが、
富士山をバックに絵になる木や枝となると数えられるほどしかない。
レンズを通して桜を眺める場合には
たった一筋でも隣の枯れ枝が干渉したり、
気に入らない枝ぶりが入ったりすると全体が台無しになってしまう。
狭っくるしいファインダーの中で構図をまとめるために、
石垣をよじ登ったり、
窮屈な姿勢をとったり、
ポイントにほんの少しの間入れてもらうための順番待ちをしたりと、
花見気分では到底考えられないあほくさい努力を強いられる。
それでも河口湖周辺の桜は今週末が最初で最後、
しかも季節外れの降雪の後ともなれば、
出かけないわけにはいかない。
どうせなら、と久しぶりに近くのホテルまで予約し
土日の2日間にわたっていやになるほど桜を撮ってみることにした。