2011.05.02 03:51 清水吉原　by Y.M.

この写真を見た人は誤解してしまうかもしれない。
実際に肉眼で見える景色は暗闇の中に真白な雲海。
富士山はなんとなくぼんやりと、
そして雲海の一部が下界の灯りを透過し
なんとなく赤みを帯びているような気もするが、
基本的には殺風景な白黒の世界。
それでも、頑張ってバルブ
（この場合はｆ/8、ISO400、露光時間約5分、
因みにホワイトバランスは晴れ、）
撮影をやっていると
空が白みかけてきたころに、
富士山、雲海、空の明るさの絶妙のバランスのもとで
（現像した写真が）こんな色付きになってしまう瞬間がある。
現に周りのカメラマンからは”今日はだめか”の溜息が聞こえてくるのに。