このところ、山麓に出向いても、
高ボッチや、大観山、御坂峠など
車で行ける限りの高所に上がってみても
抜けない、焼けない、顔出さないの
三ない続きで富士山撮影がぱっとしなかった。

しかし今日は違った。
パール富士は撮影地周辺の事情がわからず
道の駅須走の足場の良さを優先したため
左にずれてしまったが、
山頂への月没と山頂が紅に染まるタイミングがピタリと合った。

山中湖では真っ青に抜けた青空を背景に冠雪の白さが眩い。
その青空以上の青さを映す湖面では
岸に打ち寄せて砕けた氷の合間を白鳥が戯れる。

富士山の美しさを一層引き立てる材料が今日は見事に揃った。