NIKON　D300を買った。
03年3月にCANONの10Dを買ってから5年近くになる。
当時はまだデジタル一眼レフはそこそこ珍しく、
後ろから液晶を覗かれたりすると、
どうぞどうぞと自慢げに少し説明を加えたりもしていた。
その後、CANONもNIKONも、その他のメーカもハイペースで新機種、次機種を発売、
性能、機能がどんどん上がる一方で、
本来相反するはずの価格はどんどん下がった。
そろそろ替え時かなと思っているころにCANONが40D、NIKONがD300を相次いで発売した。
たったの5年間ではあるがこの世界では、
画素数、
画像処理、
ホワイトバランスの精度
といった性能向上面においてはもとより
高速連写、
ライブビュー、
大型液晶、
撮像素子面のクリーニングなど
機能面での充実も隔世の感がある。

現用機が10Dであったこともあり、
後継機として40Dをあたり前に考えていたが、
店頭でD300のでシャッターを切った瞬間にフィーリングがあってしまった。
10Dで難しかった空の青が簡単に得られるとか、
防塵防滴処理を施しているため、
なんとなく10Dの欠点であった寒さにも強いのではという期待が持てるとか、
いろいろうれしい点はあるが、
なんといってもメカ好きの心をくすぐる作り、
言わば被写体がなんであろうと
シャッターを切っているだけで楽しくなってくる、
そんなカメラである。