カメラ、三脚、車は別として、私にとって富士山撮影の三種の神器は何であろうか。
一つ目は水準器、
二つ目は撮影後に利用するRAW現像ソフト、
そして三つ目として、携帯電話、クイックシュー、携帯パソコン、懐中電灯・・などであろうか。
撮影が本格的な人はむしろ脚立や反射板が先に上がるかもしれない。
今は水準器付きのクイックシューを使っているが
これを取り付ける前には良く気をつけて撮っても右に左にと傾いた写真が結構あった。
特にファインダーの中に方眼が入らないカメラ（10Dなど）では水平を保つのは難しかった。
妻などは傾きの修正のためにトリミングすると画面が70％ほどになってしまうひどいのもよくあった。
折角の写真が台無しになり悔しい思いをしたが、水準器で解決した。
二つ目のRAW現像ソフトであるが、
最近はホワイトバランスや色調や彩度などの仕上がり効果、露出などを撮影後に再設定できることから
RAWで撮ることにしている。
RAW現像ソフトとしてはフォトショップや人気のあるシルキーピックスなど
カメラメーカ以外から出ている汎用的なものもあるが、
撮影パラメータの再設定という観点からは純正のものに限られる。
キヤノンならDigital Photo Professional（DPP）、
ニコンならCaputureNXである。
キヤノンのDPPは無料であったし使い勝っても良かったが、
カメラをニコンのD300に替えた今,ニコンのCaptureNXに惚れ込んでいる。
動作が重い、使いづらいなどあまり良くない評判が先行しているが、
私はすばらしい現像+レタッチソフトだと思っている。
DPPの場合にはフォトショップなどでレタッチを補完することもあったが、これは違う。
このソフトが売りにしているコントロールポイント機能や傾き修正機能は俊逸である。
フォトショップなどではなかなか行き着けなかった撮影時のイメージにいとも簡単に到達してしまう。
すぐにOK出しができる。
最近バージョンアップしたCaptureNX2には、
イメージセンサーについたごみの写り込みがワンタッチで削除できる機能も付いた。
ますます手放せない神器である。
携帯電話は、例えば山中湖で撮影しながら、精進湖に行った方が良かったかな？
とライブカメラの画像をチェックしたり、どこかに消えてしまった妻との連絡用に欠かせない。
その他、クイックシューには暗闇でのカメラの三脚へのセッティングや
カメラの交換時に特にありがたさを感じる。
最近はＣＦなど記録メディアが安くなったため余分に持ち歩いているが、
少し前まではＣＦが一杯になると現地でパソコンに取り込んだりもした。
パソコンは現地での画像チェックや
インターネットに接続してホテル探しなどにも役立つ。
とこんな具合に私の撮影時の神器は活躍している.