2012年9月16
マイスペシャルポイント
自宅から富士山が一望できる最も近い海岸(緑が浜)まで自転車で5分、
広々とし湾曲した海岸線が美しいヘッドランド(東海岸)まで15分、
早朝と昼過ぎには遊漁船の出入りで賑わう茅ヶ崎港まで約20分。
富士山を撮影するならやっぱり富士五湖方面や静岡方面まで足をのばさなきゃ・・、
地元の撮影ポイントはこういった山麓方面に行きそびれた時や
空模様が急に面白そうなになってきた時などの
お手軽または緊急マイポイントとして考えてきた。
時間ができた今、
散歩がてらマイポイント(チャリポイント)に通ってみると、
山麓に負けず劣らずの富士山撮影ポイントであることに気がついた。
空の様子はさることながら、
丹沢から箱根、そして伊豆半島へと延びて行く山々は
陽光を浴びて富士山以上に存在感を示したかと思うと、
ある時には霞を帯びて富士の裾野にとけ込んで行く。
前景の海はいつも穏やかとは限らない、
強風時には潮や浜の砂までが吹き飛び、
遥かかなたから延々とやってきたうねりもついに目の前で砕け浜に押し寄せる。
浜の形は潮の満ち引きやその大小によって時々刻々変化し、
空が紅く染まれば潮を吸った浜はそれ以上に紅くなる。
4月と9月にはダイヤモンド富士も見られるし、
季節や陽気が変われば散歩したり浜で遊ぶ人々の服装やはしゃぎ具合も変わる。
まさに千変万化。
一つ残念でもあり嬉しいことでもあるが、
これらのポイントには(夕刻に利用できる)駐車場がない。
そのためか、年に2回のダイヤ祭りの時を除いてはカメラマンが居並ぶことはない。
これがまた私にとってはお気に入りでもあり、
私が撮らなきゃという動機づけにもなっている。
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